日本の木造住宅に欠かせない杉ですが、どのような工程で住宅用の
木材になるのかご存じですか。
杉はそのままでは建材として利用できないため、住宅に使える
木材への加工が必要です。
今回は、杉が住宅用
木材になるまでの流れをご紹介します。
▼杉が住宅用
木材になるまでの流れ
①杉の伐採
基本的に杉は、7?8月頃に伐採するのが一般的です。
伐採後は材質を保つとともに重量を軽くするため、6ヶ月ほど葉枯らしを行う必要があります。
②杉の選別
伐採された原木は、形状・抜け節・年輪幅・材質・長さなどによって選別されます
特徴に応じて、芯持ち材用・小割材用・化粧材用などに区分されます。
③製材作業
木材として適した形状にするために、製材作業が行われます。
製材作業では板挽きや建具挽きなど、さまざまな工程があります。
④乾燥処理
専用の機械を使う方法と、屋内外で浅積みしてゆっくり乾燥させる方法があります。
挽きたての
木材には、約60~80%の水分が含まれており、乾燥処理の工程は非常に重要です。
⑤検品と加工
乾燥の工程を経た杉は、検品をしてランク付け・強度測定・含水率の測定などを行います。
その後、樹種・等級・寸法などにより区分し、住宅用
木材として出荷されます。
▼まとめ
杉を住宅用
木材にするには、伐採→製材作業→乾燥処理→検品と加工→出荷の流れで行うのが一般的です。
伐採された杉の特徴に応じて、芯持ち材用や小割材用などさまざまな
木材へ加工されます。
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