杉の丸太を見ると、芯の部分が赤く外側が白くなっているのがわかります。
赤い部分は赤身・白い部分は白身と呼ばれており、それぞれ特徴が異なります。
そこで今回は、杉の赤身の特徴をご紹介しましょう。
▼杉の赤身の特徴
■水に強い
杉の赤身は、芯の部分にあります。
周りにある白身は、根から吸い上げた水分を枝や葉に運ぶ役割を担います。
一方の赤身は水分の通り道が閉鎖されており、白身よりも水に強い特徴があります。
■腐敗しにくい
白身よりも防腐成分が豊富に含まれているため、腐りにくくカビも発生しにくいです。
外壁やキッチンなどに
木材を使いたい場合は、杉の赤身が向いています。
■耐久性が高い
森の中に入ると、芯の部分のみが残った杉の木の切り株を見かけることがあります。
これは赤身が虫に食べられにくく、分解されにくいためです。
また赤身の部分は水分が少ないため硬度があり、白身よりも耐久性が高いといえるでしょう。
なかでも黒っぽい色をした赤身は特に耐久性が高く、建物の土台によく利用されています。
▼まとめ
杉の赤身には、水に強い・腐敗しにくい・耐久性が高いといった特徴があります。
これらの特徴を生かし、建物の土台や水回りなどによく利用されています。
杉を使う際はそれぞれの特徴を理解し、用途に応じて最適なものを選びましょう。
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